タトゥー除去の治療法
皮膚剥削+皮膚移植法
皮膚剥削法(アブレーション)を行った傷の上に皮膚を移植する方法です。関節部やタトゥーのサイズが大きい場合に適しています。傷跡の再生は皮膚剥削法(アブレーション)より早く、傷跡は目立ちにくくなります。削り取った皮膚の中で色素の入っていない部分か、自分の別の所(足のつけね、お尻、太ももなど)から採取した皮膚を移植します。
以下の2方法があります。
- ■分層植皮
- 表皮と真皮の一部だけを特殊なカミソリを使って採取し、タトゥーを切除した部分に植えます。
採皮したところは擦り傷の状態になり、時間とともに皮膚があがってくるまで待ちます。 - ■全層植皮
- 表皮と真皮すべて採取して、タトゥーを切除した部分に植えます。採皮した所は皮膚欠損の状態となるので、縫い縮めます。移植皮膚の色素沈着を少しでもおさえたい、タトゥーが関節部にあるので伸縮する皮膚を必要とする場合に適しています。
施術時間 | 名刺サイズ(約50c㎡) 90分前後 |
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お風呂 | 2週間後よりシャワーは可能。入浴は1か月後から |
通院 | 処置のための1週間後、2週間後と経過観察のため1か月、3か月後の通院が必要 |
処置 | 処方する軟膏を抜糸の前日まで塗る。抜糸後はテープ固定を2か月ほど続ける |